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2025.07.11
家の中でも熱中症に!? 高齢の家族を守るための住まい対策
みなさんこんにちは。
長野県松本市の工務店、フルハタ建設です。
夏の暑さ対策というと外出時の熱中症予防を思い浮かべがちですが、実は室内でも熱中症は多く発生しています。特に高齢の方は暑さを感じにくく、エアコンの使用を控える傾向があるため、室内でも危険な状態になりやすいのです。
■窓まわりの工夫で室温の上昇を防ぐ
まず取り組みやすいのが、窓まわりの対策です。すだれやオーニング、遮熱カーテンを活用することで日差しを遮り、室温の上昇を抑えることができます。外付けの日除けは室内よりも効果が高く、設置もしやすいためおすすめです。
■通風は「朝のひととき」に
松本市のように朝晩が涼しい地域では、早朝の時間帯に窓を開けて風を通すのが効果的です。ただし日中は気温が上がるため、窓を開けると逆に熱風が入り、かえって暑さが増すことも。窓の開け閉めのタイミングにも工夫が必要です。
■エアコンは設定温度高めで“つけっぱなし”が安心
高齢の方は冷えを感じやすく冷房を避ける傾向がありますが、暑さを我慢するのは危険です。おすすめは設定温度を高めにしつつ、つけっぱなしにすること。こまめにオン・オフするよりも電気代を抑えることができ、室温の安定にもつながります。
あわせてサーキュレーターを使い、室内の空気を循環させると体感温度が下がり、快適に過ごせます。
■室温を「見える化」して意識を高める
室内の暑さに気づきにくい高齢の方に向けては、大きな文字で表示される温度計をリビングや寝室などに設置し、こまめに確認できるようにしておくと安心です。数字で確認することで暑さへの意識も高まります。
■本格的な対策には「断熱リフォーム」も
もしそれでも暑さが気になる場合は、断熱性を高めるリフォームも検討しましょう。特に築年数が経過した住宅では、アルミ製の古いサッシや単板ガラスが使われていることも多く、サッシの交換や内窓設置で大きな改善が期待できます。
高齢のご家族が快適で安心して暮らせる住まいは、小さな工夫と家全体の見直しが大切です。今年の夏が本格的に始まる前に、ご家族の健康を守る住まいの見直しを始めませんか?
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