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2022.10.11
漆喰・珪藻土・チャフウォール⋯天然素材を使った壁材比較
みなさんこんにちは。
長野県松本市の工務店、フルハタ建設です。
当社では、ホタテ貝殻とモミ殻が原料になっている「チャフウォール」という天然素材の壁材をおすすめしています。他にも、漆喰や珪藻土など天然素材の壁材がありますが、それぞれに少しずつ違いがあります。今回は、その違いをまとめてみました!
■漆喰とは?
漆喰は、消石灰(水酸化カルシウム)を原料とし、消石灰に水・のり・繊維を加えた塗り壁材が漆喰です。消石灰は空気中の二酸化炭素を吸収し続け、石灰石(炭酸カルシウム)」に戻ります。消石灰は短期間に固まるのではなく、100年を超える長い時間をかけて徐々に自ら固まり、石灰石に戻っていきます。漆喰はにおいの元となるカビや細菌の繁殖を抑え、消臭効果が期待できるほか、有害物質を吸着・分解してくれる効果もあります。また、不燃材料としても認められているほど。耐火性が高いのも特徴です。
■珪藻土とは?
藻類の一種である珪藻の殻の化石を原料につくられた素材です。そこに固化材といわれる材料を混ぜ、壁として剥がれない・落ちないように固めます。漆喰のように自ら固まることができないため、固める材料が必要となります。珪藻土で特に注目したいのが、調湿性の高さです。「呼吸する壁」とも言われるように、余分な湿度を吸収し、室内が乾燥しているときは湿度を放って、室内を快適に保ってくれます。耐久性や耐水性に関しては、漆喰より劣ります。
■チャフウォールとは?
前述した通り、ホタテ貝殻とモミ殻を原料とした壁材です。ホタテ貝殻は年間15万トン、モミ殻は年間260万トンが廃棄されており、その資源を有効活用しています。チャフウォールにも、漆喰や珪藻土と同様に有害物質の空着除去、消臭効果、調湿効果が期待できます。さらにいちばんの特徴は、既存の壁材の上から施工できる点。ビニールクロスなどの上から塗ることで、ビニールクロスから出る有害物質もシャットアウトしてくれます。
実際にスタッフの自宅でもチャフウォールを採用していますが、メンテナンスが楽で、自分で塗って補修することもできています。天然素材の壁材についてご質問がある方は、お気軽にスタッフまでお尋ねください♪
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